フルスクリーン
動画、ゲーム、画像ギャラリー、書籍、プレゼンテーションのスライドのようなコンテンツは、フルスクリーン表示にすることでユーザに最高の体験を与えることができます。
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バージョン4.4で、Androidはアプリがフルスクリーンに切り替えるための2つのアプローチとして、リーンバックとイマーシブを提供しています。いずれの方法でもシステムバーが非表示になる点は変わりませんが、ユーザがバーを再表示させる際の方法が異なっています。
リーンバック
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ユーザはアプリが最初にフルスクリーン表示をする際のメッセージを通して、システムバーを元に戻す方法を学習します。
ユーザがアプリのコンテンツに集中するときには必要としないコントロールシステム項目が実装されている場合には、システムバーとコントロールシステムを同期してスクリーンを切り替えるようにアプリを構成します。表示の切替に使用する、すべてのアプリ固有のジェスチャーにもこのルールは適用されます。例えば、画面上の任意の場所に触れたときに、アクションバーやパレットの外観を切り替え、さらにシステムバーの外観も切り替えます。
単純に画面サイズを最大化するためにこのアプローチを取り入れたくなるかもしれませんが、ユーザがアプリを切り替える頻度、つまりアプリ外の通知のチェックや急な検索が起こりうることに注意してください。イマーシブを取り入れることはシステムナビケーションへの簡単なアクセスを制限することにつながります。そのため、小さな余白ができることがイマーシブ導入の唯一の利点になることは避けるべきです。
Variation:バーの端からスワイプすることがアプリに与える影響
イマーシブのアプローチでは、ユーザがシステムバーの端をスワイプした時はいつでも、システムバーを表示するためにAndroidフレームワークが処理します。あなたのアプリは、ジェスチャーが発生したことを認識できません。
しかしゲームや描画ソフトなどの一部アプリでは、ユーザがアプリの主な機能の一部として、バーの端をスワイプする必要があります。このようなアプリに対してはイマーシブの拡張機能を使うことで対応することができます。
この機能を使えば、ユーザがシステムバーの端をスワイプした時にシステムバーが表示され、ジェスチャーをアプリに通知することでジェスチャーにアプリを対応させることができます。
例えばこのアプローチを描画アプリで使うと、画面の端からユーザが線を書きたい場合、端からスワイプするとシステムバーを表示しながら端から始める線を描画することができます。
この場合、ユーザがアプリに集中している状態での混乱を最小限に抑えるために、システムバーは半透明で表示されます。バーは何も操作がなければ数秒後に非表示に、またはシステムバーの外側の任意の場所をタッチかジェスチャーすることで即座に非表示になります。
今後のLights Outモードへの対応
Android4.4より以前では、デザインガイドラインとしてLights Outモードを推奨していました(アクションバーとステータスバーが次第に消えていき、非アクティブな状態が数秒間あると使用できなくなるモード)。ナビゲーションバーは使用可能でタッチにも対応しますが、暗めで表示されます。
Lights Outモード以前の実装を、リーンバックもしくはイマーシブに置き換えてください。以前のOSを対象としてリリースしているアプリでは、引き続きLights Outモードを使用してください。
原文はこちら > Full Screen
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