選択
変更点は?
Androidの以前のバージョンでは、長押し操作はコンテキストメニューへ指定したデータ項目のコンテキストアクションを表示するために広く使われていました。
このパターンはAndroid3.0で変更しました。長押し操作は現在データを選択するために使われており、コンテキストアクションと選択されたデータの管理機能は統合されて、コンテキストアクションバー(CAB)と呼ばれる新しい要素になりました。
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コンテキストメニューを表示する長押し操作の従来の使用方法
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コンテキストアクションバーの使用
コンテキストアクションバー(CAB)は、データの選択中に現在起動しているアプリのアクションバーに重なる形で一時的に表示されるアクションバーです。これは選択可能なデータ項目をユーザが長押しした際に表示されます。
ここからユーザができること
- 追加のデータ項目を選択できます。
- ハイライトされた全てのデータ項目に適用するアクションをCABから選択します。適用後CABは自動的に閉じます。
- ナビゲーションバーのバックボタンやCABのチェックマークボタンを押すことで、CABは非表示になります。この動作により全ての選択のハイライトが解除され、同時にCABを削除します。
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CABアクションの選択
CABに表示するアクションと要素を決めることができます。項目をトップレベルに表示するか、アクションオーバフローに移動するか決めるためには アクションバーパターンのガイドラインを参照してください。
動的にCABアクションを調整する
一般的に、ユーザがより多くの項目を追加で選択するのに合わせて、動的にCABのアクションを調整する必要があります。 データ項目が1つ選択された時に適用されるアクションが、必ずしもデータ項目が複数選択された時に適用されるのと同じとは限りません。
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その他の項目を選択すると、CAB内の動作を調整します
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デベロッパーガイド
チェックリスト
- アプリが複数のデータ項目選択をサポートするなら、必ずコンテキストアクションバーを使用する。
- 長押し操作は選択のためだけに使い、従来のコンテキストメニューを表示するために使用してはいけない。
- 複数選択をサポートしない場合は、長押しに意味を持たせてはいけない。
- アプリのアクションバー内のアクションを設計するのと同様に、CABの中に表示したいアクションを設計する。
原文はこちら > Selection
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